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ワインエキスパート概論04|プレミアムワイン編

masaya4027

ワインエキスパートの学習では、プレミアムワインがどのように生まれるのかを理解しておくことも大切です。
今回は、プレミアムワインが生まれる場所と、栽培・醸造の考え方をシンプルに整理します。

プレミアムワインが生まれる場所

プレミアムワインは、ただ条件がよい土地で生まれるわけではありません。
以下のようなブドウ樹に適度な負荷がかかる環境で品質の高いブドウが育ちやすくなることが分かりました。

水はけのよいやせた土壌

代表例として、フランス、ボルドーのメドックが挙げられます。

水はけがよいやせた土壌では、ブドウ樹は土の表面だけでは十分な水を得にくくなります。
そのため、下の水源を求めて根を深く張るようになります。

エナガちゃん
エナガちゃん

水源に根を張ると乾燥しやすい夏場でも安定的にブドウが育つんだね

このような環境ではブドウ樹がつける房の数も自然と少なくなりやすいため、
量より質を重視したブドウ栽培につながります。

丘陵地

代表例は、フランス、ブルゴーニュのコート・ドールです。

丘陵(きゅうりょう)地には、次のような利点があります。

  • 光を受けやすい
    • 太陽光を直角気味に受けることができるため
  • 水はけがよい
  • 湿度が上がりにくい
  • 冷たい空気がたまりにくい
  • 霜の被害を受けにくい

丘陵地はブドウが健全に育ちやすい条件を備えており、プレミアムワインの産地として重要です。

筆者
筆者

日本だと、以下のような丘陵地があるようです。

  • 山梨県 勝沼 城の平ヴィンヤード
  • 山梨県 韮崎市 穂坂地区
  • 長野県 上田市 椀子ヴィンヤード
  • 福島県 会津美里町 新鶴地区

参考文献

プレミアムワインの栽培と醸造

プレミアムワインでは単にブドウを育てて発酵させるだけではなく、

品質を高めるための考え方が強く意識されます。

古木を使う

プレミアムワインでは、古木が使われることがあります。

その理由は、収量が落ち着き、品質の高いブドウを得やすいからです。

一般には、樹齢35年以降が一つの目安とされます。
ブドウ樹は若いうちは房の数が増えていく一方で、
20年ごろを過ぎると徐々に減少していきます。
その結果、量を取りすぎず、質を重視した栽培につながります。

逆に100年を超えるような古木も存在するようですが、
維持に手間や費用がかかるため、ワインの価格が高くなる要因にもなります。

古木の見分け方

ラベルに次の表記があると、古木を使ったワインであることがあります。

  • Vieilles Vignes ※フランス語
  • Old Vines ※英語

密植する

プレミアムワインでは、密植も重要な考え方です。

ブドウ樹を密に植えることで、1本あたりの競争が生まれます。
その結果、収量が抑えられやすくなり、根も自然と下に伸びやすくなります。

つまり密植は、
量を減らし、より深く根を張らせ、品質を高めるための方法といえます。

選別する

プレミアムワインでは、選別も非常に重要です。

選別は、1回だけで終わるものではありません。
例えば、次のような段階で行われます。

  • 畑の段階
  • 収穫したブドウの段階
  • 発酵後
  • 貯蔵後

こうして各段階で選び抜かれたものだけが、最終的にプレミアムワインになります。

考え方としては、
よいものだけを残して品質を高めるという意味で、
ブランド戦略に近い部分もあるような印象を持ちました。

プレミアムワインの考え方

ここまでをまとめると、プレミアムワインは

  • 恵まれすぎていない土地で育てる
  • 収量を抑える
  • 根を深く張らせる
  • 選別を重ねる

ことで生まれるワインだといえます。

つまり、プレミアムワインは単純に「高級なワイン」ではなく、
手間をかけて量より質を追求したワインとして理解すると整理しやすいです。

まとめ

今回のポイントは以下のとおりです。

  • プレミアムワインは、水はけのよいやせた土壌丘陵地で生まれやすい
  • やせた土壌では、根が深く伸び、房の数も減りやすい
  • 丘陵地は、日照・排水・霜対策の面で有利
  • 古木は収量が安定し、質の高いブドウを得やすい
  • 密植は収量を抑え、根を下に伸ばしやすくする
  • 選別を重ねることで、品質の高いワインに仕上げる

プレミアムワインを理解するうえでは、
どれだけ手間をかけて、量ではなく質を追求しているかを見ることが大切ということが分かりました。

以上、本日の学びでした。

参考文献:「ゼロからスタート! 紫貴あきのソムリエ試験1冊目の教科書

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思考と学びを記録する会社員エンジニア
本ブログでは週2〜3本を目安に学びや仕事、暮らしの中で得た気づきを記録しています。 IT・思考術・学習・暮らし・ガジェットなど「工夫と発見で暮らしをより豊かにする」のテーマに合わせて無理のないペースで更新しています。
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