ワインエキスパート概論01|ブドウ品種・テロワール・生育サイクルの基礎
ワインエキスパートの学習でブドウの種類・栽培環境・生育の流れを学習したので、簡単にまとめています。
ブドウ品種の基本
生食用ブドウ
Vitis labrusca(ヴィティス・ラブルスカ)
特徴
- 粒が大きい
- 果皮が薄い
- 種が小さい
ワイン用ブドウ
Vitis vinifera(ヴィティス・ヴィニフェラ)
特徴
- 粒が小さい
- 果皮が厚い
- 種が大きい
ワインの原料として中心になるのは、Vitis viniferaです。
台木用の樹
台木として使われる代表的なアメリカ系品種は以下の3つです。
- Vitis riparia(ヴィティス・リパリア)
- Vitis berlandieri(ヴィティス・ベルランディエリ)
- Vitis rupestris(ヴィティス・ルペストリス)
フィロキセラ対策
ワイン用ブドウであるVitis viniferaは、フィロキセラに弱いという特徴があります。
そのため現在はフィロキセラに強いアメリカ系品種を台木にして、その上に Vitis vinifera を接ぎ木する方法が基本です。
つまり、
- 上の部分:ワイン用ブドウ
- 根の部分:アメリカ系台木
という形で栽培されます。
テロワールとは
テロワールとは、ブドウ樹を取り囲むすべての環境のことです。
主に、気候・土壌・地勢で考えます。
気候の影響
- 温暖
ブドウが甘くなりやすい
→ 甘い分だけアルコール発酵によって、アルコール度数が高くなる - 冷涼
酸が強くなりやすい
→ 甘さが少ない分、アルコール度数が低くなりやすい
土壌の影響
- 砂利
熱を集めて放熱しやすい - 粘土
ひんやりしやすい土壌 - 色の濃い土
熱を集めやすい
→ 温暖になりやすい
地勢の影響
- 斜面
光が差し込みやすく、日照を確保しやすい - 標高が高い場所
日差しは強いが、気温は涼しい - 川や海の近く
水が温度を調整するため、年間を通して気候が穏やかになりやすい
ブドウ栽培に適した条件
- 日照量:1,000〜1,500時間/年
- 緯度:北緯・南緯30〜50度
- 降雨量:500〜900mm
ブドウの生育サイクル
1月:剪定
枝を切り整える作業です。
この段階で、収穫量の方向性が決まります。
3月:ブドウの涙
気温が10℃を上回ると、樹液が流れ始めます。
これは、ブドウ樹が目覚めるサインです。
4〜5月:発芽・展葉
芽が出て、葉が広がっていきます。
6月:つぼみ・開花・受粉・結実
花が咲き、受粉して実がつき始めます。
7〜8月:成熟
十分な熱と日照を受けて、果実が育っていきます。
9〜10月:収穫
開花から約100日後が収穫の目安です。
まとめ
今回のポイントは以下のとおりです。
- 生食用は Vitis labrusca
- ワイン用は Vitis vinifera
- 台木にはアメリカ系品種が使われる
- フィロキセラ対策として接ぎ木が重要
- テロワールは気候・土壌・地勢で考える
- ブドウは一年を通して生育し、秋に収穫される
以上、ワインエキスパート概論01の学び記録でした。
参考文献:「ゼロからスタート! 紫貴あきのソムリエ試験1冊目の教科書」

